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「○○偏重」

大事な接待や付き合いで、ついつい飲みすぎ・・・という経験をお持ちの方も多いと思います。
また、「つい仕事が忙しかったので・・・」という状況の中で無理をしてしまい、健康を害するということもあります。
「体が大事」をわかっていても、何か他に強く作用する状況や動機があると、選択を誤ってしまうのです。
大手信用金庫が金融庁から業務改善命令を受けたと報道されています。
反社会的勢力との取引が原因で、その背景には不動産を中心とした「融資偏重」の経営方針があったとのことです。
不動産融資に関しては、昨年、別の信金で大量の不正融資が社会問題化しました。
いずれもトップが交代せざるをえない結果となっています。
組織はともすると「○○偏重」という誤った道に入り、加速度を伴って過ちを重ねることがあります。
製造業の品質偽装の話も後を絶ちません。
経営としては、「組織としてどう防ぐか」が会社の死活問題です。
私が活動に参加している「NPOリスクセンス研究会」では、不祥事を未然に防止するために、組織の健全性をセルフチェックする取り組みを推奨し、普及に努めています。
是非、多くの経営層の方々にご活用いただきたいと考えています。

 

しかし、そのような渦中にいる中間管理職以下の社員はどう行動すべきか?という難しい問題が最後に残っています。
#不祥事防止 #リスクセンス