昨日64歳の誕生日を迎えました。
会社を定年退職すると、「仕事を終えた」という達成感を味わう人が多いように見えます。
私の実感は少し違います。
「会社」にいたときには思うように手足を動かせなかった分、今は自由に活動できる環境にいると感じています。
また、組織の中では常に役職(「常務」を長年やりました)にふさわしいふるまい方を求められ(と私が感じ)ていたために、自分が本来持っているキャラクターの一部しか出せていなかったとも感じます。
信託銀行の事務領域のマネジメントの中で学び、研究したことを50代のときに「事務学」として体系化し、社内外でセミナーや執筆の機会に恵まれました。
しかし、それらの案件は在籍していた組織(部署等)の本業とは直接関係ないため、依頼が来る都度対応の可否のお伺いを立てる必要がありました。
3年前に定年退職した時点から、これらの制約から全て解放されたわけです。
退職日翌日に今の会社(株式会社オフィスソリューション)を創業し、コンサルタント活動を始めたときの喜びの大部分は、その解放感でした。
いざはじめてみると自営業の厳しさに直面しています。
しかし、当面、長年の束縛から解放された環境で研究、事業、音楽修行を思う存分やりたいと思います。また、今まで眠っていたキャラクターも発揮して、人間関係の中で活かしていきたいと思います。
まさに、「60代」を新しい自分に生まれ変わる時間にしたいと考えた誕生日でした。
#事務マネジメント #創業 #60代
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