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オフィスワークの生産性

 思い切り好きなこと(ジャズギター+読書)だけをやって楽しんだ夏休みが終わり、今日から活動開始です!
 オフィスワークの生産性を客観的に認識する方法の研究に取り組んでいます。すでに添付の考え方を整理し、これまでも著書(「現場からはじめる働き方改革」金融財政事情研究会)や講演、セミナー等でお伝えしていますが、これを経営指標との連動させながら、より実務ベースで使えるものにしたいと考えています。
 「生産性」については、経済学的手法でマクロ的な定量化が可能であり、また製造業ではすでに管理手法として定着しています。一方、サービス業やオフィスワークなどの非製造業部門では、諸説ある中で「定番」と言えるものとはまだ出会っていません。昨年受講したあるセミナーで、「労働生産性をテーマにした論文の数を調べたところ、1950年代の経済成長期に増え、その後減少しながら2000年以降、特にリーマンショック後と最近の働き方改革の流れのなかで急増している」という興味深いお話を伺いました。私も先行研究事例の調査をネットを通じて調べていますが、2000年前後に発表されたものが多く目に留まります。主な研究実績としては、オフィス設備関連の研究者たちが、照明や空調などの環境変化とオフィス作業効率の関連を調べたものや、アウトプットの質向上に影響を与える要因をアンケート形式で調査したものなどがあります。いずれも参考にはなりますが、残念ながら業務改善効果を経営と現場が共有するなどの、汎用的なマネジメントツールとして使えるものは見当たりません。
「無いなら自分で創る」というのが私の信念です。
夏休み効果?の新鮮さを失わないうちに、このテーマをどんどん進めてみたいと思います。
佐貫総一郎・宮﨑敬著「現場からはじめる働き方改革」金融財政事情研究会

 

#生産性 #オフィスワーク #働き方改革