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原因と結果

 「混雑の影響などで一部の列車に遅れが出ています」というアラートがスマホに入ることがよくあります。あ~、またか・・・と読み流していましたが、今朝、ふと「おかしい?!」と感じました。
 「混雑」は、本当に「遅れ」の原因なのでしょうか?そもそも「混雑」はどうして発生したのでしょうか?乗客目線では、「遅れ」が「混雑」の原因のようにも見えます。
 つまり「混雑」は原因ではなく結果ではないでしょうか?ではその「混雑」原因は?・・・一般的なビジネスの常識で考えれば、供給が需要を下回っている、つまり輸送力が不足しているのです。
そこに「荷物挟まり」「ドア点検」「車両点検」などの不具合、トラブルが追い打ちをかけていると考えられます。もちろん安全を優先することは歓迎ですが、そもそもそのようなトラブルが起きにくいシステムに改良する余地はないのでしょうか?
 実は、これと同じことがビジネスの実務の中でも起きがちであることに注意を要します。例えば、「体調不良者が続出して残業続き」は「体調不良者続出」が原因ではなく、これ自体が職場内に潜む問題の結果である可能性があります。
 このように、原因と結果の因果関係については安易な判断は禁物です。
(写真は吉祥寺駅付近をスローモーションのようにゆっくりと走る、朝のJR中央線「快速」電車)

 

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